hogashi.*

日記から何から

難しい言葉が使えない問題

 何の会話をするにあたっても、できるだけ平易な単語や表現を使うように心がけていたところ、一語で状態を厳密に示せる熟語や横文字の言葉などが全く出てこない状態になっている。
 平易さを徹底していたのは、会話を円滑に進めようと思ったからだった。会話の上で理解ができない単語が登場すると、わからないまま進んでしまったり、わかった気にはなったけど実はぜんぜん違う意味だったりして、思うように意見交換がされないことがある。だから、誰にでもわかる単語や表現を使って、ひとまず正確に意見を伝えようと思っていたのだった。
 これはそれなりに効果があって、ちゃんと伝わるので、相手には僕の意見が伝わることが多くて助かっている。*1
 ただし、簡潔さに欠けることがしばしばある。平易な単語を並べ連ねて意見を述べようとするのだけど、単語が平易すぎる故に沢山の単語が部品として必要となり、言いたいことが完成するまでの単語数が嵩む。相手はそんなに長々と話されたところで覚えていられない。日本語は特に顕著で、修飾語をすべて覚えておき、最後の述語が登場したら意味を確認するから、覚えられなかった修飾語は確認不可能となる。
 加えて、平易な言葉ばかり使っていると、会話の相手が使う言葉もわからないという問題がある。相手は難しい言葉を難なく使うことができて、表現力が豊かなのだけど、こちらはそれを受け取る準備が皆無、という状態。いつも、何度も相手に噛み砕いてもらってようやく理解している。
 対策としては本とかブログとか、とにかく文章を読むことであろうと思っている。自分の知らない言葉を自分の頭に入れる機会を増やしたい。

*1:あるいは僕がそう思っているだけかもしれない