hogashi.*

日記から何から

言葉の進化予言選手権

 言語の専門家ではないので、これは趣味です。

 言葉はだんだん変化するもので、たぶんどの言語でも意味が変わったり使い方が変わったりしている言葉がある。日本語だと、「微妙」は昔は単に「バランスが難しい」くらいの意味だったと思うけど、最近は「あんまりよくない」という使われ方をしている気がする。

 というわけでこれを勝手に予測してみる。

てこ

 例えば、「てこ」は「銃」を意味する言葉になる、とか。
 今日の時点で「てこでも動かない」という言葉は残っているけど、日常で「てこ」自体を意識することはまずない。将来は銃社会になってしまうという仮定を置くと、「てこでも動かない」というのは「銃を突きつけられても言うとおりにしない」ということを主に指し示すようになり、「てこ」が銃のニックネームになるのではないか。あと「抵抗」と音が近いので、「銃で抵抗すること」が音によって「てこ」と結びついてもおかしくない。

パケロス

 近年「ギガ」が「データ通信量」や「契約している通信量のうちの残り具合」を指し示すようになっている。元は単に接頭辞で、しかしギガとつくような単位は身近にデータ通信量くらいしかないのでそうなっていそう。

 似た話題で、「パケロス」もそうなるチャンスがありそう。 Web もスマートフォンもまだまだ進化している中、通信にまつわる色んな知識が世間に出るはずで、「通信がうまくいかないこと」の理由として「パケロス」が説明されることが多くなったりすると、「通信がうまくいかないこと」自体や「契約している通信量を使い切って高速な通信ができない/ままならない」ことを「パケロス」と表現し始めるのではないか。それぞれの単語である「パケット」と「ロス」はすでに身近でなんとなく意味が想像しやすいことも、普段使いへの近道っぽい。


 近未来SFを考えているような気持ちになって楽しい。みなさまもお試しください。