hogashi.*

日記から何から

電子レンジに2分で向かう

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 毎日カフェオレを飲みまくっていて、電子レンジで 2分温めるのだけど、 2分経つ直前に気づいて電子レンジに向かうことが割とできる。

 これは勝手にそう感じているだけで、実際は気の所為だろうというのは理解している。実際毎回気づくわけではない。忘れまくって電子レンジの扉を開けることなく連続 3回温めたこともある。しかし、ふと 2分経つなと気づくシーンが、主観的に割とあるというレベルである。温めていることをずっと覚えたままそろそろだなと思うこともあるし、すっかり忘れていたのにはっとして向かうこともある。そして多分狙ってやると失敗する。

 子供の頃はこういうことがよくあった。水の入った容器を持ったままダッシュしても、自分の加速度に合わせて腕をしなやかに動かすことで水面を動かさずに (つまり頭文字D) 運べたし、突然時間が気になって時計を見るときも、見る前にいま何時なのかを予想してから見ると当たっているということも割とやっていたし、多分忘れてしまったけど他にも色々あった。これは最近はほぼ失われている (それに気づいているということは、最近もそういうことを引き続き試みて、そして失敗しているということ)。

 あくびがうつるのは、一定の時間同じ環境下で過ごした人が同じタイミングで酸素を求めるというだけで、気の所為である、ということを聞いたことがある。なるほどなとは思いつつ、それだけでは説明できないこともあろうとも思っている (テレビの中のあくびがうつったりする)。

 子供の頃できていた説明のつかない力も、やはり気の所為であろうということは理解している。それに気づいたときから客観的になり、その結果観測が正確になるので、勝手にできると思わなくなるという流れでできなくなったのだろうとも思う。

 しかし客観的に気の所為だろうと理解していても尚、電子レンジの 2分はまだそれなりにできると思っている。気づいていないだけで、 2分経つときの音などで無意識に反応しているのかもしれないし、統計をとったら十分たまたまかもしれないのだけど、便利なので突き詰めていない。

 客観視しきれない子供心を未だに持ち続けつつ、子供が勝手にそう主張するのを微笑ましく眺め、興味深いのでそのままにする大人のような心も持ち合わせている、不思議な状態にある。