2月の終わりに梅見に行った。計画自体は 1年前からしていて、ちょうど梅の時期が終わった頃にそういえば行きたかったな……と思い、「来年は絶対行くぞ」という意思で個人 Slack のリマインダに「梅見行きませんか」というのが仕込んであった。有名な梅見の場所を探して、高尾山のほうに梅見スポットがめっちゃあるということがわかったので、(高尾山方面に行ったこともなかったし)練り歩くか、となった。
13時ごろに高尾山口駅で電車を降りて、めっちゃ登山っぽい人たちが居るなと思いながら、誰も向かわない(高尾山のケーブルカーとは逆の)方に向かう。
大きい道があるけどできるだけ大きい道は通りたくないな〜と思う性質なので、脇に逸れる坂道を登って、電車が山に吸い込まれていくのを眺めたりした。途中梅の木が登場して、咲きかけいいな〜と撮っている(写真は記事冒頭)と、地元の方に「もっとあっちのほうが沢山咲いてる、こんなとこ撮らなくても」と心配そうに声をかけられ、咲きかけのも撮りたくて……みたいな会話をする(あそう? みたいな感じで会話は終わった)。もちろんもっと咲いてるのも撮る。
てくてく歩きまくって楽しくなって曲がるべき道を完全に見逃したりしつつ、最初のスポット「遊歩道梅林」に入り込む。遊歩道ってなんとなく細長いイメージがあったものの、ここはカッとひらけた感じの場所で、すぐ前に赤い梅の木が映える。
聡明な読者はもうお気付きかと思うが、ここに猫が歩いていて、しばらく夢中で猫の写真を撮っていた。ピントが全然合わなくて、手動モードみたいなのにして頑張って合わせたりしている。
遊歩道を進むと、来る前の想像の 20倍くらい花が咲いていてテンションが上がり、ここまで花粉症のためにマスクをつけていたけど、どう考えても梅の香りを感じるほうが優先でしょうということですぐさま外す。ちなみに咲いている花が梅なのか他の何かなのかを見分ける力はないので、全然違うものも混ざっているかもしれない。
遊歩道が終わって川から離れ、苔とかを撮りつつ、中央本線の線路が下に見えるところまで坂をぐんぐん上っていった。最初は線路に全く気づけなかったのだけど、カメラを持って時計を見ている人が何人か居り、電車を待っているのか……と思い当たった。
高尾梅郷の西側のスポット「湯の花梅林」まで行ったところで、日が傾いていることに気づき、影から逃げるように急いで東に戻る。地図でふと高尾天満宮というのを発見して、川を渡ってお参りした。もうこのあたりは日があたっていない。
昼は暖かめだったこの日も流石に夕方には寒くなり、とても満足かつ結構疲れてきたので、お土産屋さんで栗のういろうを買って高尾山口駅に戻った。そういえば一番最初に氷川神社にお参りしたのに写真を撮っていなかったので、高い駅のホームからとってもズームして撮って梅見を終えた。
個人的にはなんとなく静かで涼しい梅見が好きなので、来年もどこかに行きたい。