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日記から何から

第51回情報科学若手の会に参加しました

しました

 第51回 情報科学若手の会に参加しました。存在だけはなんとなく聞いていて、今年幹事をやっていた id:kyontan2 の強い勧誘により、学部4年の有り余る時間を使って初参加、となりました。例年静岡と聞いていたので、今年は軽井沢なのだと何度確認しても直前まで伊東だと覚え違えていましたが、ちゃんと軽井沢に行くことができてよかったです。

wakate.org

 主な内容は、スライドを使っての発表を聞くものです。どれも意欲的な素晴らしい発表で、さらに活発に質問が出ていましたが、残念ながら勉強不足の僕が理解できたものはごく少なかったです。中で面白いと思えるまでに理解できたもので、"そうだコンテナーデータセンターを作ろう" と "生物に学ぶ深層学習" は印象に強く残っています。
 前者は、ちょっとやそっとでは作る機会は訪れないデータセンターというものが、やはり人間によって作られているものなのだ、ということが実感されました。また土地から用意しているところから本気の趣味というのが伝わり、そしてとにかくお金がかかることもわかりました (圧巻のエンドロールでした) 。計算機やインターネットに雑に乗っている人間として、数あるデータセンターにかかっている労力と財力に感謝をしながらこのブログを書いています。僕が一番事前知識を持っていた事柄といえば、コンクリートが固まりやすい夏場より固まりにくい冬場の工事の方が(早く固めるために)硬めの比率で混ぜるので結果的に強くなる、くらいなものでした (僕自身はコンクリートを扱ったことはありません)。
 後者は、少し前から一般にももてはやされている深層学習などの、実際の成長の仕方のお話でした。"人工知能" という語に持たされている意味合いの変遷や、人間の脳を模したはずの人工知能の研究成果が脳科学へ再び還元されることなど、とても詳しく解説なさっていました。僕は人間が便利に感じるものを作れるといいなと思っている人間なので、脳の構造には少し興味がありました。大学でもヒューマンインタフェースなる講義で目の動きや記憶の時間/空間的長さなどを学んだりしていましたが、それよりよっぽど深くまで研究されていて、ここまで分かっているのか、と驚くばかりでした。好きな言葉は "斜め45度の線が好きな細胞" です。

 さらなる内容として、参加者間の交流があり、アイスブレイクに始まり、休憩時間/食事/懇親会で縦横無尽にお話することができます。幾人かとお話できました。

その他

 行きの新幹線はトラブルがあったらしくとても混雑していて、指定席車両の通路まで自由席の乗客が入っていましたが、幸い、自由席車両の通路に乗車できました。指定席を取ると座れて便利だということが分かってよいです。ちなみに帰りは9割くらいの乗車率で、自由席に座ることができました。
 しなの鉄道には乗ってみたいと前々から思っていて、念願かなったという感じでした。2駅しか乗らなかったので、もっと乗って、篠ノ井やどこかに行きたい気持ちになりました。とても楽しかったです。ちゃんと樋もついていて、樋だけ白く塗られてデザインとなっていたのが粋(?)でした。
 アイスブレイクでは、ナノブロックでミニチュアダックスフンドをつくりました。"ミニチュア"って英語で書くと miniature で a が入るのを初めて知りました。発音聞く限りでも "ミニアチュア" ですね。あと "ダックスフンド" ってドイツ読みでは "ダッハスフント" になるのかなと思いきや chs は "クス" になるので "ダックスフント" になるというのも初めて知りました。ブロックの組み上げは、指示係と組立係に分かれることもさることながら、ブロックの底がダイヤブロックとかに近いもので、必ず一方向にズレてしまうブロックだったので、力の入れどころも定まりづらく、なかなか難しかったです (班の方々は皆優秀で、僕はほとんど球拾いで貢献しました)。途中手戻りがありましたが、45分くらいで完成しました。幹事の方も 45分で組み上げたということで、 "だいたい幹事" で完成できたので何よりでした。
 懇親会で3種類くらいの酒を胃に収めながらカスタムキャスト将棋を観戦し、その後やりました。周りからの評判も良く、なかなか良い局面に持っていけたと思います。
 休憩時間に散歩をしたり、終了後に遠回りをしたりしました。キジが走っていたり、リスが木を駆け上っていたり、追分一里塚を見たり、浅間神社に参拝したり、別荘地を抜ける自然豊かな舗装道を歩いていったり、急に現れた喫茶店(?)でカレーを食べたり (どちらかといえば急に現れたのは僕です)、やはり観光には良い土地でした。標高は 1000m くらいでした (1003m という看板がありました)。道の消火栓の蓋に必ず布のようなものが挟まっていたのが気になりましたが、開けやすいとか閉めやすいとかなんでしょうか。何度か遭遇した高圧ガス管の看板の周辺では異状は見受けられず、安心しました。
 研修所は綺麗に保たれていて、研修所の方々も優しく、楽しく過ごせたと思います。台風の心配もありましたが、お天気はよかったです。

 3日間お疲れ様でした / ありがとうございました。

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浅間神社 (石の鳥居を抜けた後)