寝てると悪夢をよく見る。基本的には寝て起きるときに気分が良いことがないので、何が悪夢かというと難しいけど、少なくとも夢を見たことを覚えていて、その内容によって気分が悪くなったものを悪夢と思っている。ごくたまに良い夢も見るけど、(記憶できている)割合ではほとんど悪夢といってよさそう。
一番長いこと苦しんでいる悪夢はサッカーをやる夢で、いつもまったくうまくいかずに惨めになるというもの。足にボールが当たらないし、当たってもあさっての方向に飛んでいってしまう。
実際に中学生までサッカーをやっていて、夢の通りまったくうまくならずにやめてしまったので、そういう夢を見るのもしかたがないとは思う。しかしこれが相当堪えていたのか、幼稚園から中学生までの長い期間だったからか、やめてずいぶん経ついまもよく夢に見る。困る。
サッカー自体は好きで、見ることもある。サッカー選手がずるいことをしているのは嫌いで、ユニフォームをひっぱったり時間を稼いだりしているのを目にすると大抵落ち込んで見るのをやめる。勝ち負けに対してその程度の熱量だったからうまくならなかったのかもしれない。
夢の内容はできるだけ覚えないことにしている。悪夢は何回も見たくないし、良い夢であっても奇妙なことには変わりないので、生活の記憶に混ぜ込みたくない。できるだけ見えないところで記憶を整理してほしい、と脳にお願いしたい。
ところで、その記憶の整理によってものごとを忘れてしまうこと自体は困る。楽しかったことを思い返すのは楽しいし、覚えている知識を使って何かすることも多い。しかし嫌なことは忘れたいし、頭に色んな心配が同時に載っていると気分は滅入る。正気を保つために鈍感になる、みたいな話があって、個人的には鈍感でいることで他人に迷惑はかけたくないのであんまり同意したくないのだけど、やはりある程度はしかたなさそう。
この週末まではかなり色々考えていたようで、週末延々寝続けた結果、無事いくつか忘れたようだった。