hogashi.*

日記から何から

自分用にUserCSSのChrome拡張機能つくった

chrome.google.com

 自分で使うための UserCSS 拡張機能を作って公開した。 Chrome拡張機能は意外と信用しづらくて、ある拡張機能がいつの間にか全く違う人に買われてて自動更新でどんどん使いづらくなるとか、あるいは変なコードを埋め込まれてて情報が送られているみたいなことが多々起きている。特に仕事しながら使うならそういうの困るな〜と思って自分でさくっと書いた。大体完成したと思っているけど、エクスポート/インポートはしたいかもなとも思ってきて、 JSON でガッとやったりできるとよさそう。よければお使いください。

 ちなみにアイコンはオリーブオイルで、料理にちょっと足すイメージと、いっぱい入れると美味しい派閥があるイメージでなんとなく決めました。

icooon-mono.com

歌詞が音問題

 歌の歌詞、聞くときも自分で歌うときも、単に音あるいは単語ごとぶつ切りでしか認識できなくて、歌詞に感動とかができない。歌詞を文字で読むとなるほどこんな歌詞なのか〜となるけど、それから聞いたり歌ったりしてもやはり意味は遠ざかって、音とか単語ごとになってしまう。歌を歌う仕事とかはしていないので、ほとんど困っていないけど、例えばちゃんと歌詞を読んでない (なんとなく聞いているような) 歌について、歌詞のことを会話しようと思ってもまったくできないので、いい歌だよね〜みたいな会話を軽率にできないというのはありそう。

ワイワイ椅子

 id:hogashi です。 whywaita Advent Calendar 2020 - Adventar の 5日目の記事です。昨日の記事は id:tw1sm1k0 さんの whywaitaと那覇へ異常行動をしに行きたい2020冬 - Coyote vs Loadbalancer でした。数世代前の話題が通じる人としてこれからもよろしくお願いします(?)。

 id:whywaita さんといえば ISUCON 10 はお疲れ様でした。僕は予選で敗退しましたが参加して楽しみました、椅子の回転が面白かったです。

 椅子といえばこの間一緒に飲みに行きましたが、椅子が高くて大変でしたね、下りた瞬間に酔いが自覚されて便利でした。今度飲みに行くときは椅子の低いお店探しも 551 購入 RTA も再戦しましょう。

 というわけで椅子の話をします。僕は最近引っ越したのですが、椅子は持参しなかったのでしばらく床で生活していました。椅子を買いたいな〜と (引越し前) から思っていたのですが、かなり難航した様子をお伝えします。

 なんと 2018年あたりから椅子の好みについてインターネットに溢しています。まず座ったときに高すぎると足がつかなくて困りますね。そう思って低くすると、机に対して低すぎて、パソコンをカタカタすると肩が石のようになります。うまい塩梅がなかなか取れません。

 そして体質的に熱がこもりがちで、ふわふわ!座り心地抜群!みたいな椅子だと暑すぎてこれまた困ります。あと車酔いしやすいという体質が多分近いですが、回転する椅子やキャスターがついた動く椅子も、気分が悪くなったり落ち着かなかったりします。常に荷重移動に気をつける F1 レーサーみたいな気持ちになるわけですね。酔うけど。

 そうして行き着くのは学習椅子や北欧家具。実は、引っ越しの前数ヶ月くらいは実家に余っていた学習椅子に座っていたので、特に体がおかしくなるようなことはないかなということがわかっていました。なので高級なオフィスチェアのような椅子ではなくても、むしろ微動だにしないような、そして木製の椅子がよかろうと結論付けます。

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買いました

 そして今使っているのがこの椅子です。京都には家具屋が結構あり (家具屋のたち並ぶ通りなどもあります) 、そのうちのひとつで購入しました。実際に座って感触を確かめ、座面の高さと机の高さ (もうすでに机は買ってありました) との相性も大丈夫そうだということで決定。最近は在宅勤務がほとんどになり、これに座って毎日仕事もしています。

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座面の肖像

 座面の柄がかっこいいですね。ちょっと真ん中からずれている感じもなんとも味があります。 70年代の洋楽のなめらかにテンポが変わっていったりたまにリズムがずれたりするあの、 DTM のぴったりした音楽とはまた別の趣に似たものを感じます。

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夏の様子

 住んでいる部屋は、夏は日差しが差し込んでいい感じに見えることもありますが、それ以外の季節は差し込まないので黙々と作業をする感じになります。それでも今になるまで気に入って使えているので、かなり快適に使えているのだなとこの記事を書いていて思いました。というわけで、プラスチックと金属のくるくる回るし動くしふかふかの椅子とはまた別の良さを確かに持った木の回らないし動かないし硬い椅子、個人的にはとてもお気に入りです。

 ところで何も考えずに家具屋で買いましたが、家まで運んでもらったときに玄関を通るか若干心配になりました。皆さまは事前に 3辺の寸法を測り、ドアの幅と高さを通ることができるか確かめておきましょう。たしか 3辺のうち短い 2辺を選ぶとよいはずです。

 ありがとうございました。 whywaita Advent Calendar 2020、明日は id:neotaso さんです。

クリスマス映画それはダイ・ハード

 こんにちは、 id:hogashi です。 masawada Advent Calendar 2020 の 2日目に、ダイ・ハードをおすすめする記事です。

adventar.org

 ダイ・ハードとは映画で、 IMDb で見ると 1988年のものらしいです。多分有名な映画のはずなので皆さまもなんとなく知っていると思います。クリスマスのカリフォルニア州ロサンゼルスが舞台で、主人公がひとりで頑張る映画なので、 Stay Home で Keep Distance な今年のクリスマスにぴったりですね、ドキューンバキューンな感じなので音の大きさには気をつけてください。

www.imdb.com

 僕は好きな曲や映画を繰り返し見聞きしまくるタイプなのですが、この映画はかなり好きでめちゃめちゃ見ています。大学生の頃はこれを流しながらレポートを書いたりしていました。この記事では、 id:masawada さんに関係するところをできるだけ見つけながら、ダイ・ハードを少しだけご紹介します。少しも知らずに見たいという人は今すぐ見ましょう。 Prime Video で 300円でレンタルできます (字幕もいい感じです)。僕はもちろん 1500円出して買ってあるのでいつでも見れます。

www.amazon.co.jp

 まず、とにかく細かい描写がたくさん散りばめられていて、大きな伏線も小さな思い出しもあるので、何回見ても発見があります。あと画面に映るものが自然でわざとらしすぎない。自然な流れで小物が登場したり次のシーンにつながったりします。近年のぱきぱきとした映画とは違い、ゆっくりどっしりしている雰囲気も、ぐぐっと没入できます。

 古いというところでいうと、最近の映画と比べると映像が古めかしいなと思うだろうと思います。演出も素朴な感じで、派手さがない部分もありますが、味があって個人的にはとても好きです。登場する小物などには近代に向かって進歩しつつあるテクノロジーが垣間見えます。たとえば冒頭のタッチパネル式の検索ツール。主人公ジョン・マクレーンは先端技術などには疎めなので、かわいい反応を示します。短いシーンですがお見逃しなく。

Die Hard -Expanded-

Die Hard -Expanded-

 あとは BGM が基本的にオーケストラ(でいいのかな)によるものなのも、緊張感があったり、なめらかに強弱がついたり、色々な表現があっていいな〜と思います。この点は masawada さん向け情報ですね。一回はスクリーンの前で実際に楽器を弾いている映画館で映画を見てみたい。

 もちろん後頭部も活躍します。さっと思いつくシーンでは、主人公が洗面所の端に数回後頭部をガンガンと当てたり、敵のひとりの後頭部が階段の踊り場にゴーンとなったり。 masawada さんのアイコンのようにコンピュータをカタカタ使うシーンもあります。

 極めつけはこのシーン。右側をふわっと見ていると、「W」「S」「WM」「D」と、なんとなく MASAWADA 感がありませんか? どんな意味があるのかは実際に見てみてください、最高のシーンです。

https://i.imgur.com/HYVjcPW.jpg

https://www.reddit.com/r/MovieDetails/comments/a9yj9u/in_die_hard_1988_john_mcclane_can_be_seen_holding/

 CM でダイ・ハードの宣伝がされるときなど、なぜか間抜けな描写をされがちなジョン・マクレーンですが、実際に映画を見ると、かなり頭の切れる敏腕刑事であることがわかります。加えて、いわゆるジョークなど口が回るタイプでもあるので、敵に対して喧嘩を売ってほころびを探したりすることもできる賢さも持ち合わせています。ところで、この映画は敵の首領も賢く、双方の作戦がどうなるのかが見ものです。

 ネタバレ MAX で感想言い合えたりすると楽しそうだなと思っていますが、身の回りでダイ・ハードめっちゃ見てるという人に会ったことがないので、この機にぜひ見てみてください。ありがとうございました。

 masawada Advent Calendar 2020 、明日は id:papix さんです。

医者、時計屋、蕎麦屋、床屋、渡月橋、電電宮

 この記事は長めの日記を 川見てる Advent Calendar 2020 - Adventar の 2日目に登録したものです。


 このあいだ有給を取って、様々な雑用を一気にこなし、ついでにお参りもした。引っ越してからかかりつけの医者や床屋などが無い状態になってしまったのでかなり腰が重かったのを、お休みパワーで押し切った。

 まず花粉症を治すための舌下免疫療法を続けるために、アレルギー科の医者に行き、引っ越しなどを説明して薬をもらった。京都の花粉の量は東京より少ないらしく、なるほど、とか言って帰ってきた。

 薬を家に置いて、電池のなくなった腕時計を持ってまた外出。成人祝で親に買ってもらった Knot という時計屋の時計で、長らく元気に動いていたものの、数日前に電池がなくなって止まってしまっていた。京都にも店舗があり、さっと交換の申し込みをすることができた。これを書いている日にはもう交換が済んで、また元気に動いている。

 その足でお昼ごはんを食べに蕎麦屋に行って、しっぼく蕎麦を食べた。肌寒いと思っていたものの、つゆまで飲み干したらすっかり温まって、店を出てしばらくは上着を手に持っていた。

 さらにその足で今度は床屋に入り、緊張しながらすっかりきれいにしてもらう。特に床屋は会話が苦手な人間としてはかなりハードルがあって、新しい店に行くのが非常に難しいのだけど、京都でも床屋に入れる自信がちょっとついた。


 身の回りの細々とした事柄が済んだので、すっきりした気持ちで電車に乗り、電電宮に向かった。路面電車で嵐山の駅にたどり着き、降りて歩くとそこは渡月橋、そして見慣れた三条通りが意外と登場。

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家の近くの三条通りはこんなに西にも続いている

 人はそれなり、歩きづらいことはないけど賑わってはいる、というくらいで、苦なく通行できた。

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渡月橋 / 石垣が曲線で橋詰まで上がってくる

 川は渡月橋の上流側で二手に分かれているので、渡月橋を渡ってから、さらに渡月小橋という小さな橋もある。こちらは下を船が通る。

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下には船が通り、上には親柱に「大堰川」の文字

 橋詰に階段があり、船から上がることができるようになっていた。川でよく見る水位を測る定規がここについていて、結構高い位置まで色がついているので少し緊張感がある。ちなみにこの川は桂川というのだけど、この親柱には大堰川と書かれている。 Wikipedia で見てみると通例の呼び名として大堰川含めいくつかあり、法令上は桂川とのことだった。

通例として、京都市右京区京北地区の流域にかけては「上桂川(かみかつらがわ)」、南丹市園部地区に入ると「桂川」、南丹市八木地区から亀岡市にかけては「大堰川(おおいがわ)」、亀岡市保津町請田から京都市嵐山までは「保津川(ほづがわ)」[1]などと名を変え、嵐山から合流地点は再び「桂川」と称される。

桂川 (淀川水系) - Wikipedia

 確かに文化庁国土交通省など公的な資料でも大堰川保津川という記述がちょこちょこある。堰くという動詞もありそうでおもしろい、そういえば「せきとめる」という言葉がある……。

 この川の堰をもっとちゃんと見たかったものの、ひとまず日が暮れる前に先に電電宮がある法輪寺にお参りすることにした。階段のふもとの右手には、エジソンヘルムホルツをたたえる塔が立っている。脇の斜面を眺めつつ上り、法輪寺電電宮それぞれにお参りしつつ、電電宮のステッカーを買って下りた (今は PC に貼ってある)。

www.kokuzohourinji.com

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法輪寺の階段

 帰りしな、川をよく見るために右往左往した。まず渡月小橋につけてある屋根船のある景色が綺麗だった。

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屋根船のある景色 / "かつらがわ"の看板が立っている

 中洲みたいになっているところには、一ノ井堰の紹介と洛西用水の地図がある。地図を見ると、他にも久我井堰とかもあり他にも堰はあるのだろうなとか、水路とか分水とか見てみたいものが色々ある。ただすでに暗くなりつつあったので、一ノ井堰だけ見て帰ることに決めて、地図にある一ノ井堰の部位を細かくみることにした。

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京野菜を育む堰
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一ノ井堰

 一ノ井堰には洪水吐 / 舟通し / 魚道などがあるとのことで実物を見ると、各部位のつくりが地図よりもずっと迫力を持っている。あんまり詳しくないけど、開いたり閉まったりしそうな機構が見えるのが洪水吐だろうと思うのだけど、常に開いていた。魚道は左右にS字になるタイプではなく、上下に波打つ感じ。

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魚道 / 洪水吐
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舟通し / 洪水吐 / 余水吐

 舟通しは比較的緩やかな坂になっているけど、実際にここを舟で通ると結構怖い感じで素早く降りるのではというくらいには角度がある気がする。手前には余水吐というのもあって、川に下りずに横を走っていって橋の下をくぐっている。ちなみにその隣に機械っぽい何かもあるけどこれがなんなのかはさっぱりわからなかった。

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余水吐は橋の下をくぐる
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屋根船のひき波

 最後に船が川を上っていく様子でお別れです。