今回は少し長めのお話になるので、2つに分けようと思う。
前半のこの記事は、USBメモリにUbuntuをインストールして、そこからブートするようにできる「Unetbootin」なるソフトについて。
> 参考サイト : http://kumasan1949.zouri.jp/ubuntu.html
Unetbootinのダウンロードはこちら。
> Unetbootin : http://unetbootin.sourceforge.net/
サイト上部にWindows、Ubuntu、MacとOS別にダウンロードリンク(ボタン)がある。今回自分はWindows7で行ったのでWindowsとあるボタンからダウンロード。
ダウンロードしたら解凍するだけ、インストール無しですぐに使える。
標準的には、UnetbootinのウィンドウでUbuntuのバージョン?ディストリビューション?を選択しておけば、isoファイル(今回はUbuntuをHDDにインストールするためのファイル)をインターネット上からダウンロードしてインストールしてくれる。
ただ、モノによっては日本語環境でない(日本語REMIXのisoをインストールしたのに英語環境だったことがある)ものがある。そうなると、日本語環境化する手間がかかり大変なので、日本語環境化してくださっているものを使わせていただく。
> 日本語環境化済みUbuntu isoファイル : http://kumasan1949.zouri.jp/down-ubuntu-f.html
ここからUbuntu、32bitをダウンロードした(Lubuntu、Xubuntuはよくわかっていないので)。
※Ubuntuを起動しようと思っているPCにメモリが1.5GBしかないので、32bit版を選択した。メモリが2GB以上あったら、64bit版を使うことでメモリを最大限使える。とかなんとか書いてあったが実践してないので各自どうぞ。
isoファイルをダウンロードしたら、どこでも好きな場所に置く。
それではインストールスタート。
1. Unetbootinを起動し、ラジオボタンを「DiskImage」(「ダウンロードしたisoファイルを使う」みたいな言葉の方。下。)に切り替える。
2. 「Type」の項目で「USB drive」が選択されていることを確認する。されてなかったらする。
3. 「Drive」の項目で、さしているUSBメモリが選択されていることを確認する。されてなかったらする。そこになかったらそもそもUSBメモリがマウントされてないかも。
4. 「OK」でスタート。
上手く行ったら、BIOSの起動優先順序設定を変えたりして、USBメモリからブートするようにする。自分が使ったマザボでは、起動時にDeleteキーを押す(押しておく)とBIOS設定に入れる。
※BIOS設定を変更したら、「SAVE」をすること。「EXIT」という文字に惑わされると、設定を保存せず終了する場合がある。"Changed! Save?“とか聞かれることもある。保存しよう。
これでインストールは終了。
マザボにUSBメモリをさして、起動。USBから起動すると「Unetbootin」と書かれた青めの画面が立ち上がり、そのままだと「default」にカーソルがあったままカウントダウン(10秒)している。Enterキーを押すまたは待っているとカウントが終わり、Ubuntuが立ち上がり、そのまま使える。
※Unetbootinは、Ubuntuの設定としてPC名・ユーザ名いずれも「ubuntu」とするようだ。またそのユーザにパスワードは存在せず、管理者権限のパスワードもない(ただしそれでも、「sudo」コマンドを使わないと管理者権限で実行できない)。
WindowsPCには何もインストールすることなく、exeとisoを1つずつダウンロードするだけでUSBメモリにUbuntuをインストールできるのはなんとも魅力だ。
→ 2/2 UbuntuのHDDへのインストール に続く。